クリスマス寒波　最大140 km/hの暴風が日本列島を直撃　2025-12-23〜2025-12-26

各種気象モデルによると、今後3日間は寒気、降水、強風が入り混じるダイナミックな気圧配置となり、地域ごとに大きく異なる天候が予想されています。

24日（水）は、日本列島の広い範囲が低気圧に覆われ、長時間にわたって雨と強い風に見舞われる見込みです。朝は西日本の南側から次第に雲が厚くなり、弱い雨が広がり始め、その後、午前中にかけて西・東日本の広い範囲を帯状の発達した雨雲が通過し、雨脚が強まるとみられます。

正午前後には大阪や京都など近畿地方を中心に雨のピークを迎え、その後は東へ移動しながら、夕方から夜にかけて東京など東日本の各地で雨が強まる予想です。終日厚い雲に覆われるため、日中の気温はあまり上がらず、札幌など北日本では最高気温5 °C前後の寒さとなる一方、沖縄など南西諸島では24 °C前後と比較的暖かい空気に包まれそうです。

風は一日を通して強く、特に太平洋側の沿岸部では、最大で18〜21 km/h程度の強い風が吹く見込みです。外出の際は防寒対策をしっかり行うとともに、強い雨や風による交通機関の乱れなどへの備えが必要です。

25日（木）は、前日とはまた違った形で、よりダイナミックな気圧配置となる見通しです。日本海を東進する発達した低気圧の影響で、広い範囲で降水と強い風が予想されています。

この低気圧の接近・通過に伴い、朝から西日本や東日本の日本海側を中心に雨や雪が強まり、特に西日本および本州中部では、激しい雨や本格的な降雪となるおそれがあります。日中にかけて低気圧は東へ進み、次第に太平洋側へ抜けていきますが、その過程で北日本には冷たい空気が流れ込み、南側には比較的暖かい空気が残るなど、南北で気温のコントラストがはっきりする見込みです。

低気圧の通過に伴い、風も強まります。日本海側の沿岸部では朝の時間帯を中心に風がピークとなり、次第に低気圧が離れるにつれて風は弱まっていく見通しです。天気は不安定ながらも、気温はこの時期としては平年より高めの所が多く、特に本州中部から西日本にかけては比較的暖かい一日となりそうです。

この日は、東京や大阪などの都市部では一日を通して厚い雲に覆われ、弱い雨から本降りの雨まで、雨の強さが変化しながら続く見込みです。一方、札幌など北日本では本格的な雪となり、まとまった降雪が予想されています。沖縄では明け方から昼前にかけて、激しい雨が長時間続くおそれがあり、大雨による影響に注意が必要です。

各地で天候が急変する可能性があるため、最新の気象情報をこまめに確認し、屋外での活動や移動計画は余裕を持って立てることが重要です。

26日（金）は、冬型の気圧配置が強まり、北日本を中心に広い範囲で雪、西日本では非常に強い風が吹き荒れる見込みです。

朝は日本海上の発達した低気圧の影響で、西日本を中心に非常に強い風が吹き、最大で140 km/hを超える暴風となるおそれがあります。時間の経過とともに、これらの非常に強い風は東へ移動し、東京を含む太平洋側の沿岸部や主要都市にも影響が及ぶ見通しです。

北日本の北海道や東北では、強い寒気の流れ込みにより、短時間で積雪が急速に増えるような激しい降雪が予想され、交通機関の乱れや日常生活への影響が懸念されます。視界不良や路面の凍結など、外出時の危険が高まるため、不要不急の外出は控えるなど、安全確保を最優先に行動することが求められます。

今後3日間、日本列島は地域ごとに性質の異なる、時には非常に厳しい天候に見舞われる見込みです。雨・雪・暴風が重なるタイミングもあり、影響は広範囲に及ぶ可能性があります。

最新の気象情報や各自治体からの防災情報をこまめに確認し、天候に応じて予定を柔軟に見直すことが重要です。特に北日本では十分な防寒対策を行い、西日本や太平洋側の沿岸部では強風や激しい雨への備えを徹底してください。

早めの準備と冷静な行動が、安全で快適にこの不安定な天候を乗り切る鍵となります。情報収集を怠らず、安全第一でお過ごしください。