北海道で猛吹雪・最大瞬間風速130 km/hの予想 – 2025年12月16日 天気予報

各種数値予報モデルによると、2025年12月16日（水）は、日本付近で非常にダイナミックな気圧配置となる見込みです。南西諸島付近には強い高気圧が張り出して晴天をもたらす一方、太平洋側には発達した低気圧（ストームシステム）が居座り、強烈な風と広範囲の降水を引き起こすと予想されています。

北日本では、特に北海道でまとまった降雪が予想されており、最大0.85 cmの積雪が見込まれています。継続的に流れ込む強い寒気の影響で、本格的な冬型の天候となり、ウィンタースポーツを楽しむには絶好のコンディションとなりそうです。
札幌などの都市部では、日中の最高気温がほぼ0℃前後にとどまり、夜間の最低気温は‑6 °Cまで下がる予想で、厳しい冷え込みとなるでしょう。

一方、南西諸島など南日本では、暖かく穏やかな天気に恵まれそうです。沖縄では、日中の最高気温が21 °Cまで上がり、よく晴れて、ビーチへのお出かけやハイキングなどの屋外レジャーに最適な一日となる見込みです。

時間の経過とともに、東日本の太平洋側沿岸部では南寄りおよび東寄りの風が次第に強まり、特に東北地方を中心に風が非常に強く吹く予想です。北海道付近では最大瞬間風速130 km/h超の暴風となるおそれがあり、札幌でも平均風速が21 km/hに達する見込みです。
気温自体は氷点前後でも、強い風の影響で体感温度（風速冷却）は‑4 °C程度まで下がり、実際の気温以上に厳しい寒さとなるでしょう。

東京、大阪、京都などの都市では、晴れ間と雲が広がる時間が入り混じる一日となり、弱い風が吹く程度で、屋外で過ごしやすい天候が続きそうです。
一日の中で気温差が大きくなるため、外出の際は重ね着（レイヤード）で調節しやすい服装を心がけるとよいでしょう。

名古屋や仙台では、同様に晴れ間と雲が広がりつつ、所々でにわか雨の可能性があります。
一方、福岡では日差しが届く時間が長く、比較的安定した天気となる見込みで、街歩きや観光などの屋外活動に向いた一日となるでしょう。

水曜日の日本列島は、北と南で対照的な「二つの極端な天気」となる見込みです。北日本では大雪と厳しい寒さ、南日本では暖かく穏やかな陽気が予想されています。
地域によっては暴風や大雪、強い体感寒さが懸念されるため、最新の気象情報をこまめに確認しつつ、重ね着での防寒や、風・降水への備えを進めてください。
なお、この予報はコンピュータモデルに基づくものであり、日が近づくにつれて内容が変わる可能性があります。